ソルフェージュ?普通の音楽教室とちがうんですか?
「ソルフェージュ?」「わらべうたリトミック?」うちの看板やHPを見て「普通と違うんですか?」と聞かれることがあるので、久々に紹介します。
ムジカノーヴァ6月号(2024/音楽之友社)急がば回れのソルフェージュ!特集
以下、一旦ムジカノーヴァから離れて当教室で行っているソルフェージュをもとにした指導について説明します。
「ハンガリーの大衆をより高度な芸術音楽に近づけなければならない」「音楽水準の発展は民族伝承の上に、その空気を吸いながらでしか可能ではない」との理念をかかげ、系統的な音楽教育システムを確立して国全体ですすめてきたハンガリー。
その準備はすでに1860年代から!システムが発展し始めたのが1925年頃から!つまり、軽く100年以上前から始まっていました。
なかでも「ソルフェージュ」(音楽の読み書き、耳から楽譜から音楽を読み取り理解、表現する訓練)は、システムにおいて大変重要視されています。
(一般的目線)ソルフェージュって聴音でしょ?→ソルフェージュの解釈には個人差があります。
子どもの頃、CMで流れる曲を教室のオルガンでサッと弾いてお友達に喜ばれたことや、音楽の課題曲が声変わりした男子には辛そうだったので移調して伴奏したら感動されたことなどは、今でも私の小さな誇りであります。
これがソルフェージュの力だったんですね。
学生になると、楽器店で立ち読みするスコアから頭の中で音楽が流れ、本当にほしい曲を選んで購入☺️エコ?
大人になった今でも、オケ曲をリダクションしたり生徒さんたちのリクエスト曲を演奏技術に合わせてアレンジしています。
ソルフェージュは、プチ喜び&お役立ちの種🌱
聴音にとどまらず、さまざまな楽曲の理解をうながし創作、編曲、演奏に役立つ機能まで幅が広いものだと私は考えます。
種から芽が出て、思いもよらぬ花が咲き、実がなるかもしれません🌼
うちのグループレッスンは、日本のわらべうた遊びをもとに、拍とり、リズムとり、音色聴き比べ、2音、3音5音といったシンプルな聴き取り、歌い返しのトレーニングを行います。小学校に入る頃には、授業に備えて大譜表の読み書きと教養としてのピアノを練習します。
以上、ソルフェージュって?普通の音楽教室と違うんですか?の疑問にお答えしました。
長くなったので、わらべうたリトミックはまた今度✋
大切なのは、変わりゆく子どもたちの生活に即した享受法の再考、とも思います。
その点で、私の教室は他教室ともハンガリーともちょっと異なる教材、すすめ方をしています。でも、理念は同じ。
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